組合せ型電子透かし

電子透かし、映像ファイル、著作権管理
 
組合せ型の電子透かし埋込手法を用いて、画像内に利用者情報を表す電子透かし情報を埋め込む技術を開発しています。基本的な手法は開発済みですが、1枚の画像により多くの情報を埋め込むことを研究しています。従来の手法では、映像データから特定の画像を削除されると、ユーザ情報が検出できなくなる欠点がありました。画像が1枚でも利用する
利用者ごとに異なる情報を埋め込むことができると、映像ファイルを不正に加工しても、利用者情報を削除することが不可能になります。この手法により、著作権管理者が映像ファイルを利用者に配信するときに、利用者ごとに異なる利用者情報を埋め込んだ映像ファイルをダウンロードさせることが可能となります。
 
映像ファイルをダウンロードするときに、利用者ごとに異なる情報を提案する電子透かし手法で埋め込むことで、その映像ファイルが違法に流出されたときに、流出元を特定することが可能となります。また、利用者情報だけでなく、その映像ファイルの利用方法など著作権管理に必要な情報と紐づけすることも可能です。
 
現在、映像ファイルのコピーコントロール技術が開発されていますが、完全に違法コピーを防ぐことはできません。そもそも、映像ファイルをディスプレイに表示した時点で、ディジタルカメラで撮影されることを防ぐことはできません。この研究は、コピーコントロール技術のように違法コピーの防止ではなく、違法コピーを抑止する技術です。
 

 

携帯電話認証

携帯電話、利用者認証、不正アクセスの防止
 
携帯電話からのWebアクセスをベースにした利用者認証技術と、コンピュータからのネットバンキングなどの処理における処理内容の改ざんを防止することを目的としています
この認証方法では、携帯電話の電話番号に紐づけされたシステム構成にすることで、利用者認証を可能にしています。もちろん、クローン携帯が存在すれば、この方式は成り立ちませんが、クローン携帯の存在は、携帯電話会社そのものの存続を危うくするものです。携帯電話会社が今の手法で携帯ビジネスを続けられるかぎり、携帯電話認証は使用することができるでしょう。
 

 

保存データセキュリティ

想環境、コンテナ、貸金庫型保存、長期保存
 
クラウドやアーカイブと呼ばれるシステムでは、利用者がアップロードするデータを保存するのが第一の目標です。クラウドでは、データを保存したり、上書きによる更新をしたり、削除したりすることができます。これに対してアーカイブの場合には、保存されたデータは、ほぼそのまま長期間保存されることになります。ファイルの更新は、別ファイルとして保存するプロですに置き換えられ、一度保存されたデータは、長期間オリジナルな状態で保存されることになります。
 

Webサーバセキュリティ

独立型システム構成、分割処理によるファイアウォール
 
今年から始める新しい研究テーマです。
 
従来のWebサーバの処理を、基本的に変える仕組みを検討しています。内容はまだここに掲載できませんが、Webサーバの設計法を根本から変えています。従来のサーバ構成と見かけは同じように見えるのですが、内部の処理がかなり異なります。
 
この手法では、大量の利用者要求を遅延なく高速に処理したい、という目的には適用できません。しかし、この研究室の研究テーマになっている、利用者認証、Web要求処理でのセキュリティ、著作権管理といった、安全・安心にかかわる目的に活用すれば、従来のWebサーバより格段に高いセキュリティが実現できると期待しています。